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2008年05月

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2008年05月26日

大手メーカー低価格商品投入への対抗策 前編

今回のテーマ:大手メーカー低価格商品投入への対抗策       2008年5月26日
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 【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
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工務店MBA事務局
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●はじめに

こんにちは!ナックの日下部です。

この数ヶ月、工務店さんからも「客の劣化を感じる」という

お問合わせが入ってくるようになりました。


大手ハウスメーカーもやビルダーも、低価格商品を揃えてきており、

大手メーカーVSローコストビルダーの戦いで工務店が弾き飛ばされ、

工務店さんが一気に苦しい状況になってきているようです。


これは、一部の地域ではなく、都会でも田舎でもかわらない問題点に

なっているようです。


そこで、今週と来週はライバル会社の動向や、それに対する対抗策を

住宅産業研究所さんに聞いてみました。


今回も2回に分けてお送りします!


○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●

テーマ 「大手メーカー低価格商品投入への対抗策 前編」



昨年度(07年度)の住宅着工戸数は、当初予想されていたよりもかなり
厳しい結果でした。サブプライム問題に端を発した景気の先行き不安に、
資材費高騰などによる価格アップが加わり、若年一次取得者層は
住宅取得に消極的な姿勢を取っています。ハウスメーカー、地域の有力
ビルダーは、2000万円前後の低価格商品の投入で、若年層の需要喚起を
図る傾向にあります。


1.ハウスメーカー・ビルダーの具体事例

ここ最近、団塊世代を中心とした中高級狙いの商品への注力を続けてきた
ハウスメーカーですが、昨年後半辺りからは、主に建売市場の拡大を図って、
若年層をターゲットとする低価格商品へ戦略を転換しています。

地域で強いブランド力を持つ有力老舗ビルダーも、主力商品とは別に
低価格帯の商品を投入し、お客さまの選択を促し受注に結び付けている
事例があります。


(1)積水ハウス「ファンタス」

今年度、積水ハウスは中高級コンサルティングセールス一辺倒だった
商品戦略を、「中級商品」にも拡大することを表明しました。
4月から販売を開始した「ファンタス」は、大々的な商品発表等は
行われていませんが、地方支店に限定して販売されている「ウラ商品」的な
位置づけの商品です。地方といっても三大都市圏近郊での取り扱いもあり、
販売エリアは広範囲に渡ります。「ファンタス」の販売概要は以下の通りです。

(a)若年層・一次取得者層の潜在需要を開拓
(b)地方の土地セット商品と位置づけ
(c)事実上「ビーフリー」の総2階プラン
(d)入社5年目までの若手営業社員が販売担当
(e)2200~2300万円を想定、年間売上高1000億円を目標

商品仕様は旧主力商品「ビーフリー」を踏襲していますが、制震シーカスや
33mmエコルデック外壁は採用されず、総2階+ボックスを組み合わせたシンプル
なプランです。ボックス部分は、和室、キッズリビング、サンルームなど、
好みに合わせたプラスα空間としての活用を提案しています。

価格帯やプランのわかりやすさが若年層に合致している商品です。


(2)ミサワホーム「スマートスタイルO」

昨年10月の販売開始以来、月300棟ペースで昨年下期に1300棟を売り上げた
ヒット商品です。商品は土地セットを前提とした企画プラン型で、売れ筋価格は
1850万円前後と、ハウスメーカー商品としてはボトムラインの低価格商品です。

商品のポイントは以下の通りです。

(a)住まいづくり「5つのステップ」提案
(b)「プロが考えた」100の知恵と工夫
(c)「新・企画運用」でカスタマイズ可能
(d)「標準仕様&ベーシック」で価格対応

住まいづくりを「敷地建物→間取り→外観などアイテム→パッケージ仕様→完成」
という5つのステップで説明し、土地さえ決まれば82種類の中からプランを選択し、
カスタムするだけというわかりやすさで、スピード契約を促進しています。


(3)住友林業「セレクトワン」

4月から投入された住友林業の「セレクトワン」も企画プラン商品です。
床面積30坪台の若年層向けから50坪台の二世帯プランまで、100種類の幅広いプラン
が用意されています。あくまでメインターゲットは30代の若年層ですが、
二世帯プランあり・木造住宅ということで、年齢層も広く狙えそうです。

平均2000万円前後の価格帯を想定しています。


(4)地域有力ビルダーの事例

地域有力ビルダーの中には、長年の地域密着と独自の商品力でブランドを確立し、
そのブランド力を活かして、低価格商品で客層の幅を広げて成功している会社が
あります。

〈宮城県・A社〉円安の影響で部材の価格が高騰してしまった輸入住宅ビルダーが、
               国内部材を使用する低価格の別ブランドを立ち上げる
〈岐阜県・B社〉自由設計の注文住宅を主力商品とするビルダーが、完全企画商品を投入
〈富山県・C社〉ローコスト住宅専門の子会社をつくり、商品・売り方を差別化

以上はいずれも、平均価格2500~3000万円の中高価格帯ビルダーが低価格帯商品を
投入し成功している事例です。商品構成の二極化・多角化は、受注を伸ばす有効な
方法の一つではないでしょうか。



(情報元:株式会社 住宅産業研究所)



●次回予告

次回のテーマは、

「大手メーカー低価格商品投入への対抗策 後編」

を予定しています。


今回の内容をふまえて、対抗策についてお送りします!

2008年05月19日

2008年 春の住宅新商品:後編

今回のテーマ:2008年 春の住宅新商品:後編              2008年5月19日
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●はじめに

こんにちは!ナックの日下部です。

今回は、前回に続いて「2008年 春の住宅新商品 後編」についてのメルマガを
お送りします。

市場に投入する新商品も、ハウスメーカーによってコンセプトが違うので、
前回の子育て世代向けのメーカーとは違い、200年住宅の考えを取り入れた
内容をご案内します。

200年住宅と言えば・・・、


先日うちの役員から、「ナックの会員工務店さんたちにも200年住宅を
うたえるようにしてあげるには、どうしたらよいか?」
と質問をぶつけられました。

これには色々と課題があるので、一つ一つクリアしなければなりませんが、
大手ローコストビルダーも「ローコストでも200年住宅」をうたい始めている
ので、地場の工務店さんも何とかしなければなりませんね!


○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●

テーマ 「2008年 春の住宅新商品 後編」



2.住み継がれる家づくり 

以前、このメールマガジンでも取り上げた超長期優良住宅(200年住宅)について、
大手メーカーでは既に本格的な取り組みが始まっており、この春にはその趣旨を
先取りした商品も発売されました。長寿命化のためにどのような対策がなされて
いるのか、具体例を見ていきましょう。


(1)三洋ホームズ「セレブ Type R」「セレブ Type S」

構造体は基礎100年、柱脚ピース162年、多層防錆柱109年の耐久性を誇り、
高耐震構造と制震装置のハイブリッドシステムで、万一の大地震にも耐え抜きます。
保証・点検・メンテナンスシステムも整備し、長寿命化をサポートします。

環境負荷に関しては、「CASBEEすまい[戸建]」の評価システムを導入しており、
一定ランクの評価を得た物件に対して金利優遇を適用。またこの商品では、長く快適に
住むための工夫として、家事負担の軽減や、家計を助ける省エネ・創エネ設備、
間取りの可変性の確保などをシステム化した「楽eco」生活プロジェクトを展開中です。

(2)トヨタホーム「シンセ・カーダ モード」

こちらも耐震性の確保、鉄骨の徹底した防錆により耐久性を強化。また、筋交いや
耐力壁が不要な構造を活かして、間取り変更にも柔軟に対応します。

三洋ホームズと同様、60年長期保証や、住まいがある限り5年ごとに点検する
「生涯点検」などのサポートシステムも充実しています。環境負荷に関しては、
高い断熱性の確保のほか、開口部の配置の工夫や、窓を開けたまま外出できる
ブラインドシャッター、省エネ照明器具、高性能エコキュートの採用などによって、
CO2排出量を大幅削減。

さらに太陽光発電によって、排出したCO2を相殺することで、「実質CO2ゼロ」が
達成できるとしています。

(3)エス・バイ・エル「光風(kofu)」

こちらは様々な性能表示項目において、木質住宅としては最高の等級を確保。
前出の2社と同じく、「住まいの生涯サポートシステム」などのアフターサービス
を設けています。ただ、この商品が一番にアピールしているのは、耐震や耐久といった
ハードの性能ではなく、何世代にもわたって住み継がれるための「美しいデザイン」です。

外観は、経年変化を楽しめる木質の外装材や塗り壁、格子といった古風な要素と、
ガルバリウム鋼板屋根などのモダンな素材を組み合わせることで、「新しい日本らしさ」
を感じられるデザインです。また、太陽光を「家の演出装置」としてとらえ、外観に映し
出される陰影や、リビングにできる日だまりを楽しめる工夫もされています。

目先の流行を追うのではなく「時の移ろいを楽しめる、飽きの来ないデザイン」である
ことも、長寿命住宅の重要な要素であるということです。

以上のように、住宅の長寿命化には、高度な技術を用いた耐久性の向上や環境負荷の
軽減対策が欠かせません。しかし、最後に挙げた「光風」のように、「住む人を飽きさせない」
工夫も、住宅寿命にとっては大事な要素です。自社で取り組めることから、
積極的に取り入れていきましょう。


(情報元:株式会社 住宅産業研究所)



●次回予告

次回のテーマは、

「大手メーカー・ビルダーの商品低価格化に、工務店がどう対抗するか」

を予定しています。

2008年05月13日

2008年 春の住宅新商品:前編

今回のテーマ:2008年 春の住宅新商品:前編              2008年4月28日
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●はじめに

こんにちは!ナックの日下部です。

皆様、GWはいかがでしたでしょうか?


そろそろ、私も休みボケから復活して、工務店MBAの無料サービスメニューの
拡大のため、色々とアイディアを絞っています。

例えば、以前はチラシの印刷代を安くするために、業者と交渉して紹介できる
ようにしたのですが、これからは新聞折込の「折込代」が安くならないか、
交渉してみようと思っています。

これが上手くいったら、工務店MBAにご登録いただいている皆様には、
無料で紹介したいな~と思っています。


さて、今回の記事ですが、皆様の競合にあたるハウスメーカーさんの、
春の新商品についてです。

私の耳にも届いていますが、最近では大手ハウスメーカーさんも、
1000万円の値引きをしたり、ローコスト商品を出したりと、
死に物狂いな感じが出てきていますね。


先日、この前まで大手ハウスメーカーの商品開発部にいたという方と
お会いしましたが、相当頭の良い方で「切れ者」という感じがしました。

さすが、大手ハウスメーカーでは、こんな切れ者が商品開発をしているのかと、
変に納得させられてしまいましたよ・・・。

そんな切れ者たちが、生き残りをかけて市場に投入した新商品について
記事にしていますので、是非勉強してみてくださいね!!


○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●

テーマ 「2008年 春の住宅新商品 前編」



毎年3月~4月にかけては、ゴールデンウィーク商戦に向け、大手住宅
メーカーや住宅FCが多くの新商品、新コンセプトを発表します。

2008年はどんな新商品、コンセプトが誕生したのか、今回と次回の2回に
わたって見ていくことにしましょう。

今年、多くの商品に共通して見られた開発テーマは、「子育て」、そして、
「長寿命住宅」です。この2つの商品テーマについて、具体例を挙げて
いきますので、自社の商品内容と比較してみてください。


1.楽しい子育てを応援 

なぜ今「子育て住宅」なのかというと、市場のボリュームゾーンである
団塊ジュニア世代が、出産・子育て期を迎えているためです。
子育てをメインテーマにした商品は、昨年から積水ハウスやミサワホーム
なども手がけていて、この春には大和ハウス「ハッピーハグモデル」、
住友林業・イノスグループ「ココト」、アイフルホーム「セシボ」等が
発売されました。それぞれの商品の主な特徴は以下のとおりです。

(1)大和ハウス「ハッピーハグモデル」

この商品の子育て提案は、2つに大別されます。1つは家族の
コミュニケーションを促進するワンルームの連続空間「ファミリーコモン」。

これは、タタミスペースやオープン階段を含む見通しの良いLDKで、
子どもの遊びや宿題を見守りながら家事などをできる提案です。
そしてもう1つは、思いやりと自立心を育む「グローアップスペース」。
具体的には以下のような空間が提案されます。

 ◆ファミリーライブラリー

 ・親子で楽しみながら学ぶスペース。子どもの絵本や持ち物、料理本や辞典、
  パソコンなどを集約することで、お互いの興味を理解し合ったり、日常の
  ふとした疑問をすぐに調べられる環境を整える。

 ◆オープンパレット

 ・勉強や家事など多目的に使えるオープンスペース。家族で譲り合う気持ちを育む。

 ◆ファミリーギャラリー

 ・子どもの絵や写真を飾ったり、落書きをしたりできる壁面。

 ◆セルフパレット

 ・子どもの成長に合わせて用途を変えられる空間。幼児期は両親の趣味空間として、
  ゆくゆくは子どもの専用空間として使う(主に睡眠と収納の用途に使い、勉強や
  遊びなどは共有スペースを使用することを推奨している)。


(2)住友林業・イノスグループ「ココト」

この商品は、感受性を育み、子どもが安全に遊べ、家族のコミュニケーションを
深めるプランとして、次の5つの参考プランを提案しています。

 ◆子どもが主役、センターステージのある家

 ・リビング・ダイニングの床面から数段高くしたステージを提案。
  ミニコンサートや季節のイベントのデコレーション(クリスマスツリー
  や雛人形など)を楽しむことができる。

 ◆遊びが広がる広い土間のある家

 ・アウトドアグッズの収納や、親子で趣味を楽しめる空間として提案。

 ◆ジャングルジム階段

 ・家の中心に階段を置き、踊り場や吹き抜けを子どもの「基地」として提案。

 ◆ひろびろ大きな、まんなかキッチンのある家

 ・キッチンを中心に家族が集まり、自然と会話が増えてコミュニケーションが深まる。

 ◆みんなで一緒に使える、サニタリースペースのある家

 ・楽しい朝のひと時を演出するサニタリー提案。洗面、浴室などの水周りを
  2階にまとめ、家族が一緒に使える広さを確保。


(3)アイフルホーム「セシボ」

この商品は、子育て女性の悩みや要望を、以下の3つに分類して対応しています。

 ◆家事効率アップ・家事ストレス軽減の工夫

 ・水周りを一直線に配置し、家事の中心であるキッチンから無駄のない動線を確保
 ・キッチンのストック収納、玄関土間収納、ニッチ収納などを各所に配置
 ・寝室、クローゼット、パウダールームの動線を確保し、身支度を効率化

 ◆子育てを楽しくする工夫

 ・絵を描ける壁「クリエイティブウォール」
 ・子どもの絵や写真を飾れる室内ドア
 ・整理整頓を身につけるため、本や遊び道具の収納を、子どもの手の届く場所に配置

 ◆「家」+「庭」で絆を育む工夫

 ・砂場、菜園、ガーデニングなど、子どもの成長に合わせて用途を変えられる
  フラワーベッドを提案


以上のように、「子育て提案」はいずれも簡単なプランの工夫であり、導入に
あたって特別な技術は必要ないものばかりです。間取り図等の詳細は各社の
ホームページでも見ることができますので、子育て世帯へ向けた提案の際に参考に
するのもよいでしょう。

(情報元:株式会社 住宅産業研究所)



●次回予告
次回のテーマは、「2008年 春の住宅新商品 後編」を予定しています。

2008年05月09日

200年住宅制度:後編【5月5日号】

今回のテーマ:200年住宅制度                        2008年5月5日
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●はじめに

こんにちは! 工務店MBAの事務局の日下部です。

ナックの建築コンサルティング事業の広報として、この工務店MBAを

立ち上げましたが、毎週100人ペースで登録者が増えております。うれしいです!


きっと、皆様が従業員さんやお知り合いにご紹介いただいているのだと

思います。本当にありがとうございます。


しかし、本日はGWの真っ只中・・・

誰が読んでくれるのか??


連休明けに皆様が読んでくれることを期待して・・・

今回もがんばって送りました!!



○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●

テーマ 「200年住宅制度」後編



5.施主及び住宅会社にとってどんなメリットがあるのですか?

★施主のメリット  

・補助金 

総額130億円の予算がついており、超長期化するためにコストアップに
なった分の3分の2相当が、200万円を上限に補助金として交付されます。
コストアップ分が仮に300万円とすると、200万円となります。

・不動産関連税の軽減

登録免許税、不動産取得税、固定資産税の軽減があります。
ただし一般住宅でも減税措置はあり、それとの差額は数万円程度のため、
それほど大きいものではありません。

・その他

住宅ローン金利や保険料が優遇される可能性があります。

 
★業者のメリット

・建築確認申請で優遇

・多くの業者が取得するとは考えにくいため、認定を取得した
 ということはユーザーへのアピールポイントになります。



6.工務店でも認定を取得できますか?

結論から言うと、不可能とは言いませんが、結構ハードルは高いと
思います。また貴社の現状によっても、難易度がかなり違ってきます。

(1)住宅性能評価制度を過去に一度でも利用したことがある
(2)標準仕様の断熱性能が、新省エネ基準を上回っている
(3)過去に引き渡した顧客の情報をきちんと保存している

以上3つの質問についての答えがいずれもNOだと、認定を取得するのは
かなり難しいと思います。まず(1)は何を意味するかですが、書類の作成
にはかなり膨大な手間が必要で、ベースなっている性能評価申請の経験
くらいないと、かかりきりになっても1週間では作成できないほどだから
です。

但し木造住宅産業協会など各種団体が、雛形を作って認定を取得する方向を
打ち出しているため、そうしたものをタタキ台にして自社の開発を行えば、
いくらか簡便化されると思います。


(2)はコスト的な側面で、要求される性能をクリアするためには、
維持管理対策や劣化対策などのため、現在の標準仕様よりどれくらい
コストアップになるかということです。

特に省エネ性能は、現在の標準仕様が新省エネ基準にも達していない
企業の場合、次世代基準をクリアするだけで150~200万円のコスト
アップになる可能性があるからです。


(3)はこれまで引渡した顧客の図面や仕様書は無論、入居後行った
リフォーム等の情報を蓄積・保存していくシステムが、認定の
必須条件だからです。



7.ハウスメーカーの動きや業界全体での普及の見通しはどうですか?

まだ募集要項が発表されたばかりのため、難しい質問ですが、
ハウスメーカーにとってそれ程難しい技術的な問題はないと思われますし、
次世代省エネが標準仕様となっている企業が多いためコストアップも少なく、
とりあえず何件かは申請し、他メーカーに差別化されないような戦略に
なるのではないでしょうか。

200年住宅仕様そのもの業界全体への広がりは、誤解を恐れずに言えば、
ゆっくりした動きになるのではないでしょうか。

まず第1に今の市場環境の中で、これ以上のコストアップ要因は、
大手も含め避けたいということです。第2に、仮に1件あたりの補助金を
200万円とした場合、国の予算が130億円として年間6500件であり、
全部新築注文住宅としても持家着工数の2%ということになり、
大きな流れにはなりにくいと思います。

但し認定を取得した商品を前面に打ち出し、広告などの販売促進活動を
展開することは十分予想されます。住宅性能表示制度などより考え方も
分かり易いため、マスコミなども取り上げるかもしれません。従って
普及率以上にユーザーが関心を持つこともあり得ます。



8.認定を取得できそうにない工務店の対策はどうすればいいですか?

大手メーカー等の宣伝などもあって、「より長く住む」ということに
対するユーザーの関心は高まっていくと考えられます。

従って・・・

 ●まず認定の条件などをよく理解すること
 ●自社の現状を認識し、できることは取り入れること
 ●認定された住宅の技術などで、使えるものは取り入れること

等の対策が必要です。お客様に対し、単に「大丈夫、長持ちします」ではなく、
「超長寿命化のためにこんな工夫をしています」という説明ができることが
必要になってくると思います。


(情報元:株式会社 住宅産業研究所)



●次回予告
次回のテーマは、「今春の住宅新商品傾向」を予定しています。


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