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2008年07月02日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H20 6/30号)

今回のテーマ:始まった!住宅会社の大淘汰時代 【後編】  2008年6月30日
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 【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
http://www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
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このご案内は弊社のメールマガジンにご登録頂いた方と、セミナーにご来場頂いた
方に、業界の最新情報・マーケティング関連の情報をお送りしています。

 ※今後、工務店MBAからのEメールによるお知らせが不要の方は、
  本メールの末尾のご案内からお手続きください。
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●はじめに

こんにちは!ナックの日下部です。

今回のメルマガには「チェックポイント」がついています!


このチェックポイントで御社の「不況抵抗力」がわかります。


こんな時代に生き残るためにも、自分の会社の状況をチェックして
見てください。


○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●

テーマ 「始まった!住宅会社の大淘汰時代 後編」


2.倒産の原因はこれだ!!

新聞で倒産記事を見ると、大抵「販売不振」か「資金繰りに行き詰って」
が原因となっています。

しかしこれでは、殆ど倒産の原因の説明にはなっていません。

確かに販売が好調で倒産するケースはあまりないのですが、
問題は何故販売不振に陥ったかです。商品が悪かったのか、
営業の能力不足なのか、他の何かなのか。

「資金繰り」に至っては、「心臓が止まったのが死因」と言っている
ようなもので、殆ど説明になっていません。

どんなに大赤字が続いても、資金繰りさえ回っていれば
(多分銀行は貸してくれませんが)、企業は倒産しないからです。

 倒産は通常複雑な要因が絡み合って発生することが多く、
一つだけに求めることは難しいのですが、上で見た住宅会社の
倒産要因を分析すると、いくつかのパターンに分けることが出来ます。

(1)低収益型~もともとも儲かっていない

注文住宅では結構多いパターンですが、基本的に儲からない
企業体質だということです。具体的にいえば、経常利益率で
1%そこそこかそれ以下ということです。

これでは殆ど内部留保が有りませんし、銀行も貸してくれないため、
今回の建築確認不況とか施主とのトラブルで回収が長期化するなど
突発的な出来事があると、カネが回らなくなります。では体質的に
何故儲からないかというと

 1)低価格を武器にしているため、もともと利益を抑えている
 2)建物やアフターサービスはいいのだが、それに見合った金額で受注できない
 3)従業員の効率が低い(社長の働かせ方が悪い)

等が考えられます。

(2)急拡大型~管理能力や施工能力を超えて無理に拡大

商品がユーザーに受けるなど、何かのきっかけで受注が一気に
3割あるいは5割以上伸びたりすると、経営者は実力を過信し、
社員をどんどん採用する、新しい拠点を増やすなど、
拡大路線に走ることは珍しくありません。

またそれくらいでないと、大きなビルダーにはなれません。
しかし急拡大はえてして

 1)事務所、モデルハウス、人件費など固定経費が増える
 2)広がりすぎて社長の目が届かず、経費が増えるほどに売上が増えない
 3)急拡大で新規職人が多いため、クレームが多発して評判を落とす

といったことを招き、つまずくもとになっています。

(3)土地絡み型~慣れないマンション事業、土地仕入れの失敗等

注文住宅業者を含め最近多いのが、この土地関連でつまずくケースです。
特に最近の大都市圏では地価の変動が激しく、1年前に仕入れた地価では
分譲住宅は売れない、というケースは少なくありません。

このためここのところ、資金繰りに苦しんで原価割れ覚悟で同業に転売する、
といった話が後を絶ちません。
それでも処分できれば、いい方です。

戸建て業者がマンションを手がけるケースも少なくありません。
しかし完売は容易なことではなく、分譲戸数の5%残れば利益がなくなり、
10%残れば採算割れです。

その他本社ビルや貸しビルの建設が引き金になるケースも見られます。

(4)戦略ミス型~ワンマン経営、情報収集不足

 伸びる企業ほど経営者がワンマンなのは、他の業界でも同じです。
反対意見を言える社員がいない、都合のいい情報しか耳に入らない…。
市場もユーザーも激しい勢いで変化する現在、これでは売れません。
私見ではありますが、木の城たいせつの破綻の一因はここにあるかと思われます。

3.あなたの会社の不況抵抗力チェックポイント(注文住宅中心の企業)

< 質 問 >

1・最近3年の平均経常利益率が2%を超えている	
2・従業員当り売上高が5000万円を超えている	    
3・従業員当り引渡し棟数が2棟を超えている	
4・自己資本比率が30%以上である			
5・売上高対比の借入金比率が10%以下である	
6・土地なし客に土地を紹介する体制がある	
7・現場見学会を年1回以上行っている	
8・ホームページを週1回以上更新している

 ※注文住宅中心に年間20~30棟位までの企業を想定しています
 ※YESが5つ以上あれば、不況に強い良好な体質と思われます


4.会社を潰さない経営のポイント

以上見てきたことから、今後も勝ち残っていくための経営のポイントは、
大体想像していただけると思いますが、要約すれば次のようになります。

 ☆まず本業で2%以上の利益が出る体質をしっかりつくる
 ☆余剰人員を抱えていないか見直す(各職種が業界平均効率を上回っているか)
 ☆現場見学会、ホームページなど、クチコミ以外からの受注を図る
 ☆建売など土地事業は、仕入れから販売まで6ヶ月以内を基本とする
 ☆大手、同業、国策などの情報収集を怠らない

財務体質の強化を図ると共に、守りだけでなく攻めの戦略も
取り入れということです。

(情報:株式会社 住宅産業研究所)



●次回予告

次回のテーマは、

”工務店生き残りの決め手「OB客囲い込み」”

を予定しています。

ご期待下さい!!!!!



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